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ガンバの美学

2007.2.25

ゼロックス浦和戦

 

試合が終わり感じたことは「これはおもろいことになってきた」だった。

試合はもちろん、戦術、選手、すべてにおいてだ。

まずは試合内容もがすばらしく可能性をかなり感じさせてくれるものだった。レッズのコンディションの悪さを差し引いたとしても十分に満足できるないようだった。今年は昨年ほどの大型補強がなかったがその分チームとしての成熟度が上がったと感じる内容だった。

昨年も4−4−2にチャレンジし内容は悪くなかった。しかし完成度ははるかに高くなったのではないか?
昨年は山口を起用していた左サイドバックに安田をいれた事により大きく攻撃力がアップした。スピードと運動量が豊富な彼がオーバーラップを繰り返すことで中盤の選手の相手マークが甘くなり又スペースが大きく生まれた。二川遠藤の負担が軽くなることにより得点がさらに増えそうだ。そして加地と両翼からどちらでも攻めることが出来る。守備にはまだ不安は残るが差し引いても使いたい選手だ。

そして進化は二川の得点意識増大だ。彼は典型的なパサーで今まではフリーでもパスを出すことも多かったが、インタビューを聞いても今年は得点の意識が相当強い。この日も再三見せた2列目からの飛び出し。そして得点を生んだミドルシュート。このプレーが継続できると代表定着も夢ではなくなる。

そして期待していたチーム内の競争がさらに激しくなりそうだ。
当初のスタメンでは家長が予想されていたが五輪代表に呼ばれているが開幕戦の出場はあるのか。
ゼロックスでは今年左サイドに橋本を起用する予定も家永の離脱の為、本来のボランチで出場。ここでキレのある動きを見せ、安田も不可欠な存在に感じた。
しかし家長もドリブルはもちろんカウンターアタックには大きく必要な選手であり西野監督の采配も迷いそうだ。

この試合を見て優勝はガンバと胸を張っていえるそしてJリーグ1おもろいサッカーをするチームのシーズンがいよいよ開幕する。

 

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