J1 第4節 ヴァンフォーレ甲府
ガンバの美学
2007.4.2 J1 第4節 ヴァンフォーレ甲府 ここまでの成績はガンバが3連勝で失点0、甲府が3連敗で得点0と対照的な両チーム。ともすればガンバのペースで試合を進められるかと思いきや全く逆の展開となってしまった。 甲府は細かいパス回しそれも2タッチ以内が多くプレスが掛けにくく連動性のある攻撃にガンバは苦しめられた。運動量も多く前線はポジションをチェンジしマークをしづらく甲府のペースになってしまった。そしてダイレクトパスに振られガンバは今シーズン初失点を喫してしまった。 ただ甲府はFWからDFまでがコンパクトになっておりDFの裏があいており、縦へのスピードに優れるバレーやマグノアウベスが決定機を迎えたがことごとく枠をはずしゴールを上げれず苦戦を強いられることになる。 後半にはいっても甲府のプレスに対応できないガンバはロングボール一本となり持ち前のパスは見る影を潜めてしまった。そしてDFとボランチの間で茂原にボールを持たれピンチは続いた。ここで監督の采配は攻撃をあせらずまずは明神を投入し中盤のスペースを埋め、落ち着きを取り戻したところで播戸を投入し3トップにチェンジする。この采配が大当たりし逆転し勝ち点3を持ち帰ることが出来た。 前節は播戸を右ウィングで起用したが全く持ち味を発揮することが出来なかった。この試合では3トップの中央に配置しBOX内という1番得意な位置で勝負できるポジションで持ち味を如何なく発揮した。神戸戦からの修正もうまく行き今後も攻撃が手詰まりな場面ではこのシステムが多く見られそうだ。そして初ゴールを上げた播戸もプレッシャーから開放され得点がもっと期待できるであろう。 当分はスーパーサブという起用が播戸は続きそうだがガンバに3トップと言うオプションが確立されそうなことは今後の試合に大きな影響を与えそうだ。 |
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