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ガンバの美学

2007.4.24

J1第7節 ジュビロ磐田

この日の勝利で今シーズン初の首位に立ったガンバ大阪。

ここ2節勝利がなく開幕当初の勢いは停滞したかと思われたが勢いを取り戻し5得点と快勝した。

先週からの変更点は実好に変わり、故障明けのシジクレイが復帰したことだ。山口との相性は抜群で今週も堅い守備を見せてくれた。昨シーズン終盤には衰えも指摘されたが見事復活しまだまだ健在振りを発揮してくれている。

確かにスピード系のFWには弱い面があるが、今シーズンのガンバは前線からも厳しくプレスをかけているので簡単にパスを出させないしコースも絞りやすいこともあり、存在感が増している。

彼もまたガンバに欠かせない選手であることを結果が示している。

そしてこの試合で1番目立ったのはMF橋本だった。

彼は運動量とカバーリングに優れたMFであるが攻撃面では物足りない印象であった。昨年遠藤が離脱したときには同じ役割を期待されたが中途半端に終わり、バランスもおかしくなり勝ち点を拾えなかった。

今シーズンはサイドバックとボランチ両方で起用されているが、明神と橋本が組むときには3列目からの攻撃に課題を感じさせられた。

この試合では積極的に飛び出しボールに絡んでおり、ゴールも決めた。先週の試合でも良いラストパスを供給しており日本代表に入ってより成長を感じさせた。

この試合だけで言えば相手の中盤の守備がほぼ皆無だったこともあり、攻めあがるのは容易であった。

もっと厳しい中でもこの日のような動きが出来ればガンバの攻撃力は更にUPすることは間違いない。

試合の内容は積極的に前線からプレスに行ったガンバの圧勝とも言える内容だった。昔のジュビロでは考えられないパスミスを連発しもっと得点が入ってもおかしくなかった。後半に入り攻めながらも得点は入らず、疲れから足が止まり2点を返されてたのは余計だったが…

ただその後にギアを入れなおし2得点を追加したことは見事であった。まさに完勝であった。

次の試合はこの日5−0で負けた大分。今週のトレーニングは守備に重点を置いてくるであろうしスペースがなくなることも考えられる。

ここ数試合首位に立ったチームは敗戦しているがようやく目覚めた超攻撃サッカーで打ち破って欲しい。


 

 

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